育児&幼児教育サポーターのUmiです😊
「できない」けど「できるふり」ってアリ?
子どもが何かに挑戦しているとき、
「まだできない」「自信がない」
と感じる場面はたくさんあります。
でも、そこで諦めずに“できるふり”をして
やってみることが、
実はすごく大事な力になるのです。
その考え方にぴったりな言葉が、
“Fake it until you make it
(できるまで、できるふりをしよう)”
一見ネガティブに感じるかもしれませんが、
この言葉には深い意味があり
子どもの「やりきる力(=グリット)」
を育てる上でとても役立ちます。
「できるふり」は想像力と自己効力感を育てる
子どもに「やったことないけど、やってみよう!」
という気持ちが芽生えるとき、
それはまさに“Fake it”の瞬間。
例えば、
ブロック遊びで複雑な形を作ろうとしているとき。
「どうせできないからやらない」と諦める子と、
「できるかも!」と“できるふり”をして挑戦する子とでは、
成長のスピードも満足度も大きく変わってきます。
この「できるかも」という気持ちは、
心理学でいう**自己効力感(self-efficacy)**を高める行動。
これが繰り返されると、
本当に「やればできる!」というマインドが育っていきます。
グリット(やりきる力)との関係
「グリット」とは、簡単に言うと
「情熱をもって、最後までやり抜く力」
この力を育てるためには、
失敗を恐れず、何度でも挑戦する気持ちが不可欠です。
そこで“Fake it until you make it”の考え方が、
子どもたちの背中をそっと押してくれるのです。
最初は「できるふり」でもいい。
やっているうちにコツがつかめたり、
自分の強みに気づいたりすることがあります。
その体験の積み重ねが、
粘り強くやり遂げる力を育てていくのです。
保育や子育てでできるサポート方法
では、大人はどんなふうに
この力を育てるサポートができるでしょうか?
いくつかの実践ポイントを紹介します。
1. 「できそうなふりも立派だよ」と肯定する
「できないのにやってるふりしてる」
とネガティブにとらえず、
「やってみようとしてるね」「挑戦してるね」
と声をかけてあげましょう。
2. 小さな成功体験を積ませる
無理のない範囲で“やってみたらうまくいった!”
という体験を意識的に増やすことで、
「自分って意外とできるんだ」
と感じる機会をつくりましょう。
3. 自分も“Fake it”をやって見せる
大人が「ちょっと不安だけど、やってみるね!」
と“できるふり”をして
取り組む姿を見せるのもとても効果的です。
子どもはその姿勢から学びます。
「ふり」から始まる本物の力
“Fake it until you make it”は、
単なるごまかしではなく、
「今はまだできないけれど、やってみよう」
という前向きな姿勢の表れ。
子どもたちが、
自分を信じてチャレンジし続ける力を育むために、
大人も一緒に“ふり”から始めてみませんか?
今日もみんなが笑顔で過ごせて
穏やかに熟睡できますように🩵
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