育児&幼児教育サポーターのUmiです😊
今回は、私がオーストラリアで学んだことの中でも、とても大切だと感じた「子どもへの問いかけ方」についてご紹介します。
「楽しかった?」で終わっていませんか?
たとえば、
- 「楽しかった?」
- 「これやりたい?」
- 「美味しかった?」
こんなふうに、ついついYes/Noで答えられる質問を子どもにしてしまっていませんか?
これらは子どもの思考や言葉を広げるチャンスを閉ざしてしまっているかもしれません。
Open-ended Questions(オープンエンドな問いかけ)とは?
「はい/いいえ」で終わらない質問のこと。
子どもが自分の気持ちや考えを言葉にできるよう導く問いかけです。
たとえば:
- 「どんなところが楽しかったの?」
- 「今日はどんな気持ちだった?」
- 「どうしてそれを選んだの?」
- 「次はどうしたいと思った?」
こうした問いは、子どもの表現力・思考力・主体性を自然に引き出してくれます。
なぜオープンな問いかけが大切なの?
1. 思考力を育てる
自分の考えや体験を整理して言葉にする練習になり、論理的思考や説明力につながります。
2. 自己肯定感が高まる
子どもの話に耳を傾けることで「あなたの考えは大切だよ」と伝えられ、安心と自信が育ちます。
3. 主体性が芽生える
「どうしたい?」と聞かれることで、自分で選び、行動する練習が自然に身につきます。
よくある問いかけと、その言い換えアイデア
❓「楽しかった?」 → 「どんなところが楽しかった?」
🌱子どもの記憶や感情が広がり、「あのとき○○してね…」と豊かな会話につながります。
❓「おいしかった?」 → 「どんな味だった?何が好きだった?」
🌱味覚の表現や感想を話すことで、感性と言語が同時に育ちます。
❓「これでいい?」 → 「どうしたい?どう思う?」
🌱正解を聞くのではなく、子どもの考えを聞くことで「自分の選択に価値がある」と感じられます。
❓「今日はいい子にしてた?」 → 「今日はどんなことがあった?」
🌱行動を評価するのではなく、出来事や気持ちを共有することで心の対話が生まれます。
❓「泣かないで」 → 「どんな気持ち?」「何があったの?」
🌱感情を受け止める姿勢が、子どもの心の回復力や自己理解を育てます。
❓「なんでそんなことしたの?」 → 「そのとき、どう思った?」「何をしたかったの?」
🌱責める口調ではなく、背景にある思いや理由に寄り添う問いかけを意識しましょう。
❓「ちゃんとできた?」 → 「やってみてどうだった?」「どこがむずかしかった?」
🌱子どもの挑戦に焦点を当てて、達成感や自分なりの成長を振り返る時間に。
問いかけを変えると、関係も変わる
子どもとの関係性を深め、成長をサポートするには、大人の問いかけの質がとても重要です。
正解を求めるのではなく、子どもの内側にある思いや考えを引き出す問いを心がけてみてください。
あなたは今日、子どもにどんな問いかけをしてみたいですか?
今日もみんなが笑顔で過ごせて
穏やかに熟睡できますように🩵
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