育児&幼児教育サポーターのUmiです😊
今日はオーストラリアの幼児教育において、とても大切にされている考え方をご紹介します。
それが「THE ENVIRONMENT AS THE ‘THIRD TEACHER’(環境は第三の教師である)」というコンセプトです。
「第三の教師」という言葉は、レッジョ・エミリア教育(イタリア発祥)に由来しています。
- 第一の教師:子どもの保護者・家庭
- 第二の教師:保育士や教師などの教育者
- 第三の教師:子どもが過ごす“環境”
つまり、子どもが成長し学んでいく上で、環境も大きな影響力を持つ教育者の一つと捉えているのです。
オーストラリアでは、この考え方が**National Quality Standard(NQS)**の中でも重視されています。特にQuality Area 3(Physical Environment)では、環境が子どもたちの「主体的な学び」や「探究心」を育む鍵であるとされています。
環境といっても、ただ整っていればいいわけではありません。
大切なのは、「子どもが自ら関わりたくなるような空間」であること。
子どもが「自分で見つけて」「自分で考えて」「自分で試す」ためのきっかけになります。
なぜこの考え方が今、日本でも必要なのか?
日本の保育・幼児教育では、「環境」というと、清潔・安全・機能的という点ばかりが重視されがちです。もちろんそれも大切ですが、環境を通して子どもが自ら学びを深めていく視点は、まだまだ浸透していないと感じています。
今の時代、求められるのは「指示を待つ子」ではなく、「自ら考え、行動できる子」。
その力は、日々過ごす環境によって育まれるのです。
環境づくりを見直すことは、保育や子育ての質をぐっと高めてくれます。
「環境が第三の教師である」という考え方をベースに、
- どうすれば保育や家庭で環境を整えられるのか?
- 限られたスペースでもできる工夫は?
- 季節や子どもの興味に合わせた環境づくりのヒント
など、具体的なアイデアや実践例を交えて別の記事にてお届けしていきたいと思います。
今日もみんなが笑顔で過ごせて
穏やかに熟睡できますように🩵
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