オーストラリアのPlay based learningとは?〜遊びの中にこそ、子どもが本当に学べるチャンスがある〜

育児&幼児教育サポーターのUmiです😊

 

「子どもは遊ぶのが仕事」と日本でもよく言われますが、実際に遊びの中でどれほど多くの学びが起きているか、具体的に想像できますか?

オーストラリアでは、幼児教育において【Play based learning(遊びを通した学び)】が非常に大切にされています。私も現地の保育現場で働きながら、このアプローチの素晴らしさを実感しました。

 

 

♦︎遊びは「自由」だからこそ、心が動く

大人でも「やりなさい」と強制されると、途端にやる気がなくなってしまいますよね😑

それは子どもも同じです。

Play based learningでは、子どもたちが自ら興味を持って選んだ遊びの中で、学びが自然に起きることを重視しています。

 

たとえば、砂場で「ケーキ屋さんごっこ」をしている子どもたち。
そこには計算(何個つくる?)、言語(いらっしゃいませ!)、想像力、協力、順番待ちといった学びの要素がたくさん含まれています。

それを「遊びだから」と切り離してしまうのは、もったいないと思いませんか?

 

 

♦︎興味があるから、吸収が早い

子どもは、自分の「好き」「やってみたい」という気持ちに正直です。

だからこそ、その好奇心を入口にした学びはとてもパワフル❣️
興味のあることに関しては集中力も高く、学びの吸収も早くなります。

例えば電車が大好きな子には、電車の絵本や電車を使った数遊び、線路づくりを通して空間認識力や手先の巧緻性を育てることもできます。

これはただの「好きなことをやらせる」だけではなく、子どもの関心を起点にしながら教育的な視点をもって環境を整えるという保育者の役割が重要です。

 

 

♦︎Play based learningは「遊ばせっぱなし」じゃない

ここで誤解しないでほしいのは、Play based learning=ただ自由に遊ばせる、という意味ではないということ。

オーストラリアの保育では、子どもの興味や発達段階を観察し、遊びの中にどう学びを広げるかを保育者が意識して関わっています。

たとえば、水遊びが好きな子に対しては、「どんな容器が一番たくさん水を入れられるかな?」という問いかけをしたり、異なる素材での水の流れ方を一緒に実験したり。

遊びを通して、科学的思考や探求心を育てていくことができるのです。

 

 

♦︎日本の保育にも生かせる視点

日本でも「遊びから学ぶ」という考え方は根付いてきていますが、まだ「きちんと座ってお勉強」することが評価されやすい風潮もあります。

でも本当の意味で、子どもの発達や個性を大切にするなら、遊びの質を見直し、遊びを通してどう学ぶかに目を向けることが大切です。

「遊び=自由で無意味な時間」ではなく、『遊び=最も自然で、効果的な学びの時間』。

オーストラリアで学んだPlay based learningの考え方は、これからの日本の保育・教育にもきっと活かせると感じています✨

 

今日もみんなが笑顔で過ごせて
穏やかに熟睡できますように🩵

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