「また怒っちゃった…」そんな時に試したい声の工夫

育児&幼児教育サポーターのUmiです😊

 

♦︎「なんで聞いてくれないの!?」が口グセになっていませんか?

子育てや保育の現場で、何度言っても聞いてくれない。

そんなイライラ、誰しも経験があると思います。

「こら!何回言ったらわかるの!」「ダメって言ってるでしょ!」

つい感情的にキーッとなってしまうこともあるかもしれません。

でも、実は子どもに伝わるかどうかは、言葉そのものより“声のトーン”に左右されることが多いんです。

 

♦︎「声のトーン」は立派な“教育スキル”

オーストラリアで私が学んだことのひとつが、「声のトーンを意識すること」。

子どもが興奮して走り回っていたり、何度注意してもやめない時こそ、

落ち着いた、低めの声で、ゆっくりと話す。

たとえば、こんな風に。

  • 「さっき伝えたこと、聞こえてたかな?」
  • 「ここって騒いでもいい場所だったっけ?」

感情的に怒鳴るのではなく、冷静なトーンで問いかけるように伝えると、

子どもたちは「ん?」とハッと耳を傾けてくれます。

 

♦︎感情任せに怒っても、子どもは“音”としてスルーする

大きな声、尖った声、怒りのこもった声は、

大人にとっては「真剣に伝えている」つもりでも、

子どもにとっては「また怒ってる」「怖い」などの感情を引き起こすだけで、

“言っている内容”までは届かないことが多いんです。

その場では一瞬静かになったとしても、

「なぜいけなかったのか」は伝わらないまま、

同じことが繰り返されてしまうのは、こういった理由から。

トーンを落とすと、自然と“考えるスイッチ”が入る

逆に、声のボリュームを落として静かに話すと、

周囲のざわめきの中で、その声が浮き上がります。

子どもたちは自然と耳を傾け、

「怒られている」ではなく「話しかけられている」と感じやすくなります。

そして、「どうしてこの先生(ママ・パパ)は今こう言ったのかな?」と考える時間が生まれるのです。

 

♦︎「伝える力」は、“何を言うか”だけでなく“どう言うか”が非常に重要

もちろん、言葉の選び方やタイミングも大切ですが、

“どう伝えるか”は“何を伝えるか”と同様に影響力があるもの。

これは子どもだけでなく、大人相手でも同じです。

まずは、自分の「声のトーン」を見直してみることから始めてみませんか?

 

♦︎今日からできるちょっとした工夫

  • イライラしたら一呼吸おいて、声をワントーン下げて話す
  • 伝えたいことは問いかけの形にしてみる
  • 子どもが目を合わせてくれたら、その瞬間に短く伝える

どれも簡単なことですが、続けていくと子どもの反応が確実に変わってきます。

「伝わる」って、実は“力でねじ伏せる”ことじゃないんですよね。

 

 

子どもとの関わりにおいて、「声のトーン」は立派なコミュニケーションの技術。

静かな声で、落ち着いて、子どもに語りかける。

それだけで関係がぐっとラクになる場面がたくさんあります。

「怒鳴らなくても伝わる」関わり方を、ぜひ試してみてくださいね。

 

 

今日もみんなが笑顔で過ごせて
穏やかに熟睡できますように🩵

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